現役トラクター
最近たまに見かけるこちらのトラクター
※写真は所有者の許可を得ないで掲載しています。ご配慮をお願いします。
昔40年以上前に祖父に乗せてもらったことがあります。懐かしいさと未だ現役なことに驚きました。今時は軽トラが主流でしょうし、めったに見かけないと思います。
このトラクターの走行時を見たことがあるのですが、運転されていた方かなりの年配の御仁（90歳ぐらい）で、威厳というオーラーをまとい、荷台には伴侶と思われる小柄な女性を載せていました。昭和の時代、家長が絶対で寡黙で凛とし、付き従う伴侶は亭主に無口で従う図でしょうか、ちょと近寄りがたい雰囲気がありました。
走行速度はかなり遅く、対向車が来ていて追い越しが不可であれば、ベンツだろうとレクサスであろうと後ろに引き連れて道路を進みます。私はチャリでしたが追い抜く勇気がなく別の道を選んでしまいました。
さて、ちょっとこちらの御仁のことを想像してみました。
当然ながら農家でありそれも専業農家であろうと推察します。子供は多分後を継がないようなサラリーマンになって同居はしていないと思います。
生涯現役、体が動く限り農業を営む。言葉で言うのは簡単ですが、並大抵のことではなく、自分みたいな世代が惰弱であると思い知らされます。トラクターの御仁には、強い意志と誇りを感じ、尊敬の念を覚えました。
健康で今年も豊作でありますように。
